2025年9月より韓国でPayPayの「海外支払いモード」が利用できるようになりました!
日常生活でPayPayを利用している方にとっては、旅先の韓国でも同様に使えるのは非常に便利です。
この記事では、韓国でPayPayを使う際の注意点や特徴などを解説。
また、韓国旅行で必須のプリペイドカードと名高い「WOWPASS」とPayPayどちらがお得で便利に使えるのか比較していきます!
PayPayの特徴
2025年9月下旬、PayPayは「海外支払いモード」を開始しました。
利用するには、日本国内で事前に本人確認(eKYC)を済ませている必要があります。
ふみろん韓国到着後に新規登録することはできないため、旅行前に準備を整えておきましょう!
支払い完了時には日本円とウォンの金額が同時に表示されるので、すぐに日本円でいくら使用したか把握できるのが安心ポイントです。





クレジットカード決済と違って、その日のレートですぐに日本円でいくらになったか確認できるのは便利ですね!
韓国でPayPayが使える場所


PayPayは、韓国のAlipay+加盟店、Zero Pay加盟店でのみ利用できます。
ソウル市内の観光スポットや大手チェーンの飲食店、コスメショップ、カフェなど、多くの旅行者が訪れる観光エリアでは、多くの場所で利用可能です。
一方、個人店や地方などでは利用できない店舗も多いため事前に確認しておきましょう。



Alipay+のマークがないと使えないってことだよね?



その通りですが、お店に掲示していない場合もあるので、PayPay決済を利用したい場合は、Alipay+での決済に対応しているか聞く必要があります。
PayPayのメリットとデメリット
PayPayのメリットは、普段から慣れたアプリをそのまま海外でも使えることです。
アプリUIが変わらないため、初めての海外旅行者でもスムーズにキャッシュレス決済を行うことができます。
また、日本国内での利用と同じようにPayPayポイントを獲得することも可能です。



QRコード決済なので、クレカと違ってスキミングの心配がないのも安心ですね!
注意点として、海外利用時には為替レートに加え3.85%(税込)の海外事務手数料が上乗せされます。
例えば、1万円分を決済した場合、約385円の手数料が発生する計算です。
短期滞在なら利便性を優先できますが、長期旅行や高額決済には不利になる可能性がある点は理解しておく必要があります。



一般的なクレジットカードを海外で利用した場合も、同等程度の海外事務手数料がかかるので、PayPayの決済手数料が特別高いわけではありません。
韓国でPayPayを利用する手順
韓国でPayPay支払いを利用する際は、日本と同様に「QRコードをお店で読み取ってもらう方法」と「自分でQRコードをスキャンする方法」2パターンの方法があります。
QRコードをお店で読み取ってもらう方法(ストアスキャン方式)


提示したQRコードをお店の方がスキャンしてくれます。
日本円で利用金額の確認が可能です。
自分でQRコードをスキャンする方法(ユーザースキャン方式)


PayPayホーム画面の「スキャンして支払う」からQRコードリーダーを起動します。
現地価格(韓国ウォン)で、決済金額を入力します。
PayPay残高、PayPayクレジット、PayPayポイントから支払い方法を選択します。
金額に間違いがないか確認してもらいましょう。
決済完了画面で、利用した金額を日本円でも確認できます。
WOWPASSの特徴
WOWPASSは、韓国旅行者専用のプリペイドカードです。
日本円を含む外貨をそのままチャージしてウォンとして利用できるため、海外からの旅行者に人気のサービスです。
さらに韓国の交通カードである、T-money機能が一体化されているため、地下鉄やバスにそのまま乗れるのも大きな特徴です。



アプリと連携をすれば、韓国旅行で必要な機能がたくさん盛り込まれている多機能プリペイドカードです!
WOWPASSが使える場所
WOWPASSは、クレジットカードが利用できる店舗であればどこでも利用できます。
海外発行のクレジットカードが使えない店舗でも、WOWPASSなら韓国国内カードと認識されるため決済が可能です!
オンラインでの決済は利用できないので、注意してください。



海外発行のクレジットカードが利用できないお店でも使えるのは安心できます!



これまで様々な店舗で決済してきましたが、使えなかったことは一度もありませんでした!
WOWPASSのメリット、デメリット
WOWPASSは、韓国に300箇所以上設置されたWOWPASS機械を利用して、WOWPASS残高をウォン現金で引き出すことができます。
万が一現金が必要になった時でも、WOWPASSがあれば簡単にウォン現金を手にすることができます。
営業時間が決まっている両替所と異なり、24時間稼働しているWOWPASS機械もあるので、深夜早朝でも利用可能です。



チャージするには、WOWPASS機械に行かなければいけないという手間はありますね…



機械は、空港やホテル、ショッピングセンター、コンビニなど観光地の至る所に設置されているので、特にソウルで旅行する方は、特別不便に感じることはないです!


さらに、現金が手元にないときやWOWPASS残高がなくても、手持ちのクレジットカードからチャージすることも可能です。
※クレジットカードからのチャージは手数料4%(VISAブランドは不可)
また、WOWPASSは決済手数料がかからないのも魅力的。
両替レートに関しても、空港など大手銀行の両替レートよりも良いです。
しかしながら、明洞のようなレートが圧倒的に良い両替所に比べると若干劣ることがあるので、数十円も損したくない人は、レートの良い両替所で日本円からウォンに両替したあと、WOWPASSにチャージするのがおすすめです。
PayPayとWOWPASSを徹底比較!メリット・デメリット



PayPayとWOWPASSをそれぞれの機能ごとに一覧表にしてまとめました!
![]() ![]() PayPay | ![]() ![]() WOWPASS | |
|---|---|---|
| レート | 悪い | 良い |
| 決済手数料 | 3.85% | なし |
| 登録方法 | 日本でのみ利用登録可能 | 日本または韓国で登録・発行可能 |
| 使える場所 | Alipay+加盟店 Zero Pay加盟店 | クレジットカード加盟店 |
| 通信環境 | 必須 ※オフライン支払いモード非対応 | オフラインでも決済可能 |
| 発行手数料 | 無料 | 約500円〜 ※カード発行手数料として |
| 特典 | PayPayポイント獲得可能 | 様々なクーポンや 割引商品券が利用可能 |
| 個人間送金 | 可 PayPayユーザー間 | 可 WOWPASSユーザー間 |
| 銀行送金 | 不可 | 可 韓国銀行口座に送金可能 |
| クレジットカードチャージ | PayPayカードのみ可能 | 可 |
| 現地での現金引き出し | 不可 | 可 |
| 交通カード機能 | なし | T-money |
| 詳細を見る | 詳細を見る |
利用可能店舗
PayPayは観光地や大手チェーンなどで使えることが多く、観光地での利用に向いています。
しかしながら、Alipay+、Zero Payに対応していない店舗では利用できません。
また、PayPay残高での支払いの際、支払い方法にPayPayクレジットが登録されていないと、支払い上限は24時間で50万円となります。
一方、WOWPASSはクレジットカード加盟店なら幅広く使えるため、観光地のみならず小規模の個人店舗や地方での支払いなど幅広い場面で対応ができます。
WOWPASS残高にチャージしておける上限は100万ウォン(約10万円)までとなるため、一度に100万ウォン以上の決済には利用できません。
為替レートと決済手数料
PayPayもWOWPASSもレートは、アプリを利用して円とウォンの換算が表示されるため安心感があります。
レートの良し悪しは、基本的にPayPayよりもWOWPASSが良い傾向にあります。
WOWPASSは、銀行や空港の両替所よりも良いレートで日本円をチャージすることができます。
さらに、登録時に招待コードを入力することで還元を受けられるため、なるべくコストを抑えたい旅行者にはWOWPASSが向いています。
決済手数料に関しては、PayPayは決済ごとに3.85%の海外事務手数料がかかります。
短期利用なら大きな金額にならず許容範囲であっても、長期滞在や大きな支出が予定される渡韓では、不利になる可能性があります。
WOWPASSは決済手数料がかからないので、予算管理がしやすいメリットもあります。
登録方法や発行手数料
PayPayは日本国内のスマホ決済アプリとして広く普及しているため、すでにアプリをインストールしている人も多いでしょう。
PayPayで本人確認申請をおこなえば、そのまま韓国で使用することができます。ただし、本人確認は必ず日本国内で完了しておかなければなりません。
一方、WOWPASSは事前にAmazonやQoo10でカードを購入するか、韓国到着後にWOWPASS機械でカードを発行する必要があります。また、カードを発行手数料として5,000ウォン〜(約500円)かかります。
通信環境
PayPayを韓国で利用するには通信回線が必要です。海外支払いモードでは、オフラインモードができない点には注意です。
WOWPASSは物理カード型のICチップ決済方式なので、個人の通信環境に左右されることなく使用することができます。WOWPASSアプリとの連携もありますが、決済自体はカード単体で完結できるため、通信環境に左右されにくいのが大きなメリットです。
特典
PayPayは日本国内と同様に、韓国での利用に対しても0.5〜1%のPayPayポイントが付与されます。しかし、決済手数料が3.85%かかることを考慮すると、ポイント分お得とは言い難いのが現実です。
一方、WOWPASSは旅行者特典が豊富で、オリーブヤングで4%お得に買い物ができる商品券や、コンビニやカフェ、テーマパーク、免税店で利用できる特典クーポンが豊富に配布されています。
不定期でキャッシュバックキャンペーンなども開催されているので、特典を活用することでお得に韓国旅行を満喫できるでしょう。
そのほかにも、電話番号付きeSIMが購入できたり、ペダル(出前)を利用できる機能もWOWPASSアプリに搭載されています。


送金機能
PayPayは韓国にいても、一定の金額*1であれば日本にいるユーザーとの送金が可能です。
*支払い方法にPayPayクレジットを登録していない場合は、10万円/過去24時間、50万円/過去30日間
ウォン建ての送金には対応していないため、旅行中の割り勘や現地支払いにはやや不便です。
WOWPASSはアプリを利用すれば、ユーザー同士の送金が可能*2です。金額はウォン建てのため簡単に割り勘ができます。
*2上限1日100万ウォンまで
また、韓国の銀行口座へも送金ができるので、予約金の支払いや振り込みでの支払いにも対応ができます。




クレジットカードからのチャージ
PayPayは、PayPayクレジットに限り登録・利用が可能です。PayPayクレジットでの支払いも同様に手数料が3.85%となります。
WOWPASSは、アプリまたはクレジットカード対応のWOWPASS機械を利用して、各種クレジットカードからのチャージが可能です。
手数料は4%かかるため、高額な金額をチャージする際には注意が必要です。


現金引き出し
PayPayは現金の引き出しには非対応で、ATMからウォンを出金することはできません。現金が必要な場合は別途PayPayクレジットのキャッシング機能を使う必要があります。
WOWPASSは、韓国国内300箇所以上に設置されたWOWPASS機械で残高をウォン現金として引き出すことができます。(引き出し1回につき1,000ウォンの手数料)
急な現金支払い時にも便利ですし、両替所を探す手間が省ける点が旅行者に好評です。
交通カード機能
PayPayには交通系の機能がなく、韓国の地下鉄やバスでは利用できません。
WOWPASSはT-money機能一体型となっており、交通カードとしても使えるのが最大の特徴。WOWPASS残高からスマホアプリを利用して、交通用のT-monet残高にチャージしておけば、そのまま地下鉄の改札やバス乗車時にタッチすれば乗車することができます。
Suica感覚で使える利便性があり、別途Tmoneyカードを購入する必要がないため、韓国旅行の移動が格段にスムーズになります。


結論|お得さや便利さを重視するならWOWPASS
PayPayとWOWPASSを比較してきましたが、よりお得に便利に韓国旅行を楽しみたい方にはWOWPASSがおすすめです。
- 決済手数料がかからない
- 商品券やクーポンでお得に買い物できる
- T-money機能一体型で地下鉄でも使える
- ウォン現金の引き出しが可能
日本国内で日常的にPayPayを利用しており、PayPayポイントを利用して決済したい方や、短期での弾丸旅行で決済手数料は気にしないという方であれば、韓国でのPayPayの利用も視野に入ってくるでしょう。



それぞれのメリット・デメリットを把握した上で、自身に合った決済方法で韓国旅行を楽しんでくださいね!
WOWPASSについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。










