日本から近場で気軽に旅行に行きやすい韓国とは言え、海外であることに変わりはないため、忘れ物をしないようにしっかりと準備して行く必要があります。
しかし、韓国旅行が初めての方や久しぶりに行く方は「あれは必要かな?」「忘れ物はないかな?」と、心配になってしまいますよね。
そこで、この記事では韓国旅行に必要な持ち物チェックリストを紹介します。
- 韓国旅行で必ず必要なもの
- 持って行くと便利なもの
- 機内であると便利なもの
- インストールしておくべきアプリ
重要度やシチュエーション別に紹介するので、旅行前の持ち物チェックに使用してくださいね!
年に10回以上渡韓している経験から必要な持ち物や便利グッズをピックアップしました!
韓国旅行で必ず必要な持ち物リスト
- パスポート
- 航空券
- 現金
- クレジットカードやWOWPASS
- SIMまたはWi-Fi
- 充電器やモバイルバッテリー
- 変換プラグ・変圧器
- 海外旅行保険
- 服用薬
- メガネ・コンタクトレンズ
パスポート
韓国旅行において最も忘れてはいけない持ち物はパスポートです。
パスポートがなければ、せっかく空港に到着しても出国することができません。
韓国は、パスポートの有効期限が6ヶ月以上残っていないと入国することができないため、チェックインの際に渡航を断られてしまいます。
パスポートの更新は、申請から受け取りまで一週間程度かかるので余裕を持って行動しておきましょう。
パスポート更新は、マイナンバーカードを使用して、オンラインから申請することができます。
パスポート(旅券) > 国内からオンライン申請する|外務省
2024年12月31日までK-ETA(電子渡航許可)やビザの申請は不要!
コロナ禍に渡航が解禁された際は、観光ビザやK-ETAが必要でしたが、現在はどちらも必要ありません。
K-ETA(電子渡航許可)は、2024年12月31日までまで免除となっています。
パスポートがあれば入国できるので、忘れずに持っていきましょう!
航空券
航空券は、基本的に空港で発券されますが、もしもの場合に備えてeチケットを印刷もしくはスマートフォンに保存しておくと安心です。チェックインや航空券変更の際に航空券番号が必要となることがあります。
また、航空券の日付や出発時間をあらためて確認しておきましょう。深夜便を予約しているのに、日中の便と勘違いしていて、搭乗できなかったなんていうこともあるので注意しましょう。
現金
韓国で地下鉄を乗る際には必ず現金が必要になるので、必ず現金を持っていきましょう。交通カードT-moneyを利用する場合でも、チャージはウォン現金のみです。
そのほかにも、小さな店舗や市場ではカード決済ができないこともあるため、少額の韓国ウォンを持参することをおすすめします。
日本での両替はレートが悪いため、損したくない方は少額のみに留めて残りは現地で両替しましょう。
クレジットカードやWOWPASS
韓国はキャッシュレス社会なので、クレジットカード、デビットカード、WOWPASSなどキャッシュレス決済ができるカードを持っていきましょう。
クレジットカードは、海外で決済をすると不正利用とセキュリティが判断し、カードが止められてしまうことがあります。事前にカード会社に海外渡航することを事前連絡しておくと安心です。
クレジットカードは海外で使用すると海外事務手数料がかかるので、お得にお買い物したい人はWOWPASSがおすすめです。
交通カード(T-money・Cash Bee・eZL)
渡韓が2回目以降の人で、前回使用したT-moneyなどの交通カードに残高が入っていれば、忘れずに持参しましょう。
交通カードを持っていないという人は、空港の駅に設置された自販機やコンビニで購入することができます。
また、WOWPASSを発行する予定であればT-money機能も一体型になっているので、便利に使うことができますよ。
SIMまたはWi-Fi
韓国滞在中にインターネットを利用するために、SIMやポケットWi-Fiを持っていきましょう。
韓国でマップや乗り換え、お店を調べるためにインターネットの利用は不可欠です。
現地で受け取るSIMカードやポケットWi-Fiは事前に購入や申し込みが必要なことが多いので、しっかり確認しておきましょう。
手軽さを優先したい人は、設定が簡単ですぐ使うことができるeSIMの利用がおすすめです。
充電器やモバイルバッテリー
空港での待ち時間や移動中にスマートフォンを利用していたら、あっという間に充電がなくなってしまうという人も多いですよね。
最新のスマートフォンは、充電容量も多く1日充電が持つことも多いですが、バッテリーが頼りない人はモバイルバッテリーを持っていくことをおすすめします。旅行中に充電がなくなってしまったらルートを調べることもできず、道に迷ってしまうなんてことも。
モバイルバッテリーが重いという人は、充電器と変換プラグがあれば十分です。韓国のカフェは充電できるところが多いので、充電したいときはカフェで一息つきましょう。
また手荷物に入れておけば、空港の出国エリアには充電できるコンセントが用意されていることが多いので、出国直前まで充電しておくこともできます。
モバイルバッテリーは、預け荷物としてキャリーに入れることができないので必ず手荷物として機内に持ち込みましょう!
変換プラグ・変圧器
韓国のコンセントに日本のプラグを挿すには、SEタイプまたはCタイプの変換プラグが必要です。Cタイプに比べてSEタイプの方が若干プラグが太いという違いがあります。
SEタイプのコンセントにCタイプをさしても問題なく使える場合もありますが、グラグラと安定せず抜けやすいということが多々あります。
そのため、SEタイプの変換プラグは必ず持参しましょう。
まれにCタイプしか使えないとコンセントもあるようですが、基本的にはSEタイプのコンセントの方が多いです。不安な人は、万が一のことを考えて1つだけCタイプを持っておくのが安心でしょう。
以下のように日本のプラグやUSBが挿せるホテルもありますが、室内に1箇所のみといった場合も多いです。
また、韓国で日本の電化製品を使用する場合は、電圧にも注意が必要です。
日本は100V、韓国は220Vと電圧が異なるため、220Vに対応していない電化製品を使用すると故障したり火災の原因となります。220Vに対応しているかは電化製品本体や説明書などを確認すると記載してあるので、必ずチェックしましょう。
スマートフォンやパソコンの多くは、220Vに対応しているため変圧器は必要ありませんが、特にドライヤーやヘアアイロンなどを持参する際は注意しておきましょう。海外対応と記載のない商品は、基本的に変圧器が必要なので準備するか、ホテルでレンタルしましょう。
機器の故障や安全性を考えると、韓国で使用する電子機器や家電製品は、変圧器を使用せずに使える220Vに対応しているものに限定した方がいいでしょう。
海外旅行保険
事故、病気や怪我、トラブルなどがあった際に補償を受けられるので、海外旅行保険に加入しておくことをおすすめします。クレジットカードに海外旅行保険が付帯してる場合は、そのクレジットカードを忘れずに持っていきましょう。また、保険が自動付帯なのか利用付帯なのかも改めて確認しておきましょう。
エイチエス損保の海外旅行保険たびともは、ネットで簡単に手続きができて出発当日でも申し込みができます。通常の海外旅行保険の補償はもちろん、オプションで電子機器等追加補償をつければ、旅行中にスマートフォン・カメラ・パソコンなどの電子機器が盗難に遭ったり、破損したといった場合に1点10万円まで補償をうけることができます。
常備薬
普段服用している薬があれば、忘れずに持参しましょう。また、頭痛薬や胃薬、酔い止めなど万が一に備えてもっていくと安心です。
韓国でも薬局で薬を買うことができますが、多くの薬局は日曜日に営業していなかったり、日本のドラッグストアのような気軽に購入できる店舗はほぼありません。
薬局に入って、症状などをスタッフに伝えて薬を購入する必要がありますし、薬自体が身体に合わない場合もあるのでなるべく日本から持参するようにしましょう。
メガネ・コンタクトレンズ
目が悪い人は忘れずに持っていきましょう。特にワンデーコンタクトを利用している人は、滞在日数分の用意を忘れずに。
忘れてしまった場合は、メガネ屋さんで度数を伝えれば、処方箋の提示なしでコンタクトを購入することができます。また、カラコンを販売しているお店が韓国には多いので、最悪カラコンで代用するといったことも可能です。
韓国旅行に持っていくと便利なもの
- パスポートのコピーや身分証
- 着替え
- 化粧品やシャンプー、歯ブラシなど
- エコバッグ
- ハンカチ・ティッシュ
- 雨具(折り畳み傘など)
- 着圧ソックス
身分証やパスポートのコピー
パスポートの紛失、盗難のようなトラブルに遭ったら、在韓国日本国大使館領事部にて帰国のための渡航書を発行してもらいましょう。
その際に身分証としてマイナンバーカードや健康保険証が必要なので、忘れずに持っておきましょう。
パスポート(旅券)- パスポートを紛失した時の手続き・申請書類|在大韓民国日本大使館
また、パスポートのコピーは、紛失や盗難によってパスポートが手元にない場合の一時的な身分証として有効な場合があります。印刷して持っておくか、スマホで写真を撮ってデータで持っておきましょう。
スマホのデータで持っておけば、いざ必要になった時ネットから印刷することができます!
着替え
洋服、下着、靴下など滞在日数を考慮して忘れずに準備しておきましょう。
たくさん持っていきすぎても、荷物が増えてしまいお土産を入れるスペースが無くなっても困るので、着回しなどをうまく活用しましょう。
あえて少なめに持って行って現地で購入するのも旅行ならではの楽しみですよ。
化粧品やシャンプー、歯ブラシなど
韓国では2024年3月29日より、使い捨てアメニティの無料提供が禁止になりました。
歯ブラシ、歯磨き粉、かみそりは有料になっているので、注意が必要です。
現在は以下のようなアメニティが最低限おいてある程度です。
シャンプー、リンス、ボディーソープに関しては、以下のような詰め替えタイプのディスペンサーであれば設置されています。
ホテルによっては設置されていないこともあるので、もし設置されていなかった場合は、ホテルで有料で購入するか、オリーブヤングなどで現地調達しましょう。
普段使っている自分に合ったシャンプーやスキンケア用品をもっていく人は、忘れないようにしましょう。
メイクアップ用品も出発当日に使って、荷物に入れ忘れたなんてことがないように!
エコバッグ
韓国では、プラスチック製のレジ袋の販売が禁止されています。
そのため、レジ袋を購入することはできません。
とは言っても、コンビニなどではゴミ袋としてレジ袋を販売してくれるので、エコバッグは持って行かなくても全く問題はありません。
ゴミ袋(レジ袋)を1枚購入する場合、100ウォンかかるので、エコバッグを持参することで少し節約することができますよ。
봉투주세요(ボントゥジュセヨ)とレジで言えば、レジ袋を販売してくれます!
ハンカチ・ティッシュ
屋台や市場で食べ歩きをする人は、ハンカチやティッシュを持っておくと安心です。
また、トイレでトイレットペーパーが補充されていないと言った場合もあるので、水に流せるティッシュを持っておくのもおすすめです。
雨具(折り畳み傘など)
事前に天気予報を調べて雨予報の日が続くようであれば、折りたたみ傘を持っていくことをおすすめします。
最悪持って行かなくても、オリーブヤングなどでも傘は現地で購入できるので、荷物に余裕がない場合は持っていかなくても問題ありません。
着圧ソックス
韓国旅行はとにかく歩くことが多く、韓国の地形は坂が多いため夜になると足がパンパンになってしまいます。
足をすっきりさせたい人は、着圧ソックスや湿布など脚をケアできるグッズを持っていくとリラックスできますよ。
旅行中は疲れるので体調万全にして楽しみたいですね!
韓国旅行を楽しむためにインストールしておきたいアプリ
- NAVER Map
- Papago
- Subway
- Kakao T
NAVER Map
NAVER Map
App Store / Google Play
NAVER Mapは、韓国でも多くの人に利用されている最も優秀な地図アプリです。日本で頻繁に利用する機会のあるGoogleマップは韓国では役に立ちません。
NAVER Mapは、マップ機能はもちろん、レビューを見たり、地下鉄やバスのルート検索まで対応しています。
アプリ自体は日本語に対応していますが、検索する時は韓国語でないとヒットしないことがあるので、事前に行きたい場所のハングル名称や住所をメモアプリに保存しておきましょう。
Papago
Papago
App Store / Google Play
翻訳アプリで、最も韓国語の精度が高いのがPapagoです。
韓国語で伝えたいけど、何と言ったらいいのわからないと言った時は、Papagoに翻訳してもらいましょう。音声翻訳にも対応しているので、韓国語が聞き取れない時はPapagoに向かって話してもらいましょう。
また、看板やメニューなど韓国語の意味がわからない時は、カメラ機能を使用したリアルタイム翻訳が便利です。カメラで韓国語を撮ると自動で日本語に翻訳してくれる機能です。
通常の翻訳機能のみであれば、ネットに繋がっていないオフライン状態での翻訳にも対応しています。利用する際は、事前に設定からオフライン翻訳の日本語-韓国語パックをダウンロードしておく必要があります。
Subway korea
Subway korea
App Store / Google Play
韓国地下鉄の路線図が見られるアプリです。
初めて渡韓される方は、弘大入口駅がどこにあるのか、江南駅がどこにあるのかなど路線図だけでは探すのに苦労するかもしれませんが、検索機能もあるので安心です。
アプリ内では地下鉄の乗り換え検索や乗り換えに便利なドア、どちら側のドアが開くのかなども表示してくれます。
NEVER Mapなどで地下鉄のルート検索を使用してもいいですが、路線図を使用することで、地下鉄に慣れやすくなりますし、どこにどの街があるのかと言った土地勘を養うこともできるので、地下鉄に乗るならぜひ使用しておきたいアプリです。
Kakao T(K.ride)
Kakao T
App Store / Google Play
K.ride
App Store / Google Play
Kakao T(カカオタクシー)は、韓国の市内でタクシーを頻繁に利用する方であれば、必ず入れておきたいアプリです。
アプリからタクシーの配車が可能なので、タクシーに乗りたい時簡単に呼ぶことができます。
支払いは、アプリに登録したクレジットカードからの自動決済または、現金、クレジットカード、T-moneyカードでの直接決済を選択できます。
アプリを利用する際はカカオトークの登録が必要ですが、2024年6月にリリースされた外国人観光客向けのKakao Tである「K.ride」であれば、カカオトークの登録なしで利用可能です。
機内であると便利なもの
- ボールペン
- 滞在場所の住所
- アイマスクや耳栓
- イヤホンやヘッドフォン
- ジップロック
ボールペン
韓国入国の際には、入国カードを記入して入国審査の際に提出する必要があります。
※K-ETAの有効期限内の方は入国カードが不要です。K-ETAホームページから滞在先情報を更新しておきましょう。
入国カードは機内で配られるので、記入するためのボールペンがあると便利です。
客室乗務員の方に借りることもできますが、航空会社によってはボールペンを貸し出していない場合もあります。
もし機内で記入できなかった場合でも、入国審査前に入国カードを記入する台が設置されており、そこで記入することもできるの、忘れてしまった場合でも問題ありません。
滞在場所の住所
入国カードには、滞在先を記入する箇所があります。
ホテルへ滞在する場合はホテルの名前を、それ以外の方は住所を英語または韓国語で記入する必要があります。
そのためスマホなどにメモとして残しておくと、記入の際に見返すことができるので、あらかじめ準備しておきましょう。
アイマスクや耳栓
特に深夜便に乗るような方で、飛行機で寝たい方はアイマスクがあると便利です。意外と機内が明るくてなかなか寝ることができなかったということもあります。
また、飛行機に乗ると耳が詰まったって頭が痛くなってしまうという人も中にはいるかと思います。
そんな人は、離着陸時の気圧の影響を軽減してくれる気圧調整機能のある耳栓を装着しておくと、不快感を軽減してくれますよ。
イヤホンやヘッドフォン
LCCにはパーソナルモニターが座席に付いていないので、フライト時間に何をして過ごすのか事前に決めておきましょう。
スマートフォンに映画やドラマ、音楽をあらかじめダウンロードしておいて、機内で鑑賞しよう!という方はイヤホンやヘッドフォンが必要になるので、忘れずに持っていきましょう。
イヤフォンやヘッドフォンは、Bluetooth接続のものでも問題なく飛行中の機内で使用することができます。
ノイズキャンセリング対応のものだと、飛行機のエンジン音を遮音してくれるので、快適に音楽や映画を楽しむことができます。
ジップロック
機内に手荷物として液体物を持ち込む場合は、ジップロックに入れなければいけません。
ジップロックの大きさや液体物の容量にも制限があるので、しっかりチェックしておきましょう!
- 液体物の容器は100ml以下である
- 容量1リットル以下の透明なジップロックに入っている(20cm×20cm目安)
- ジップロック1つまで持ち込み可能
- マチ付きのジップロックは使用不可
- 容量が100ml以下でも容器が100mlを超える場合は持ち込み不可
1リットル以下の透明なジップロックだとMサイズ相当になります!
まとめ
- パスポート
- 航空券
- 現金
- クレジットカードやWOWPASS
- SIMまたはWi-Fi
- 充電器やモバイルバッテリー
- 変換プラグ・変圧器
- 海外旅行保険
- 服用薬
- メガネ・コンタクトレンズ
韓国旅行に必要な持ち物はしっかりチェックできましたか?
旅行中のことばかりを考え浮かれすぎて、忘れ物をしないようにしてくださいね。
準備を徹底して、トラブルのない楽しい旅行にしてください!
とは言っても、たくさん荷物を持っていきすぎて、「お土産を入れるスペースがなくなってしまった」ということがないように注意してくださいね。
パスポート、現金、クレジットカード、スマートフォンがあれば、他は現地で何とかなります!